「Design/BootCamp」について話させて!

皆さんこんにちは、Tribes20の谷川(たにかわ)です。
年末年始、さらには年度末ということで色々なことに追われております。ご無沙汰しております。

今回は「Design/BootCamp」について話させて!と題しまして、2023年(実際は2022年の12月から)Tribes20の中でやってきたDesign/BootCampについて、企画した経緯とか少しお話ししたいなと思います。

自分自身の上達の経験から企画した「Design/BootCamp」

私自身デザイン系の学校を出たわけではなく、お仕事でAdobeのIllustratorやPhotoshopを触る機会はありましたが、デザイナーではない「ノンデザイナー(非デザイナー)」のスタートでした。

IllustratorやPhotoshopの使い方は当時本を読んだり、デザイン部署の先輩を捕まえては質問したりして、基本操作くらいはできるようになったのですが、デザインが上手になる勉強法が、当時全くイメージできませんでした

それどころか
デザイン上手な人は、専門学校や美大出の人でしょ。
とどこか卑屈に考えてる節すらありましたw
(実際当時デザイン部署にいた方達は専門学校や美大卒の方達でした)

アウトプットで少しずつ上達したデザインスキル

当時私が勤めていた会社は、対外的に使われるチラシやパンフレットは花形デザイナー部門の方たちが、社内向けの広報誌やWebのバナーなどを人事・広報部門にいた私が担当しておりました。

私所属していた部署には、IllustratorやPhotoshopが使えるようなデザインに明るい方は1人もおらず、作ったものを肩身の狭い思いをしながらデザイナー部門の方にチェックをお願いしに行ってました。

当時デザイン部門にいた先輩が「いきなり色入れない!」「揃えがバラバラだよ」「余白がまちまちだから読みにくいね」「この本参考にもう一回レイアウト考えてみて」など、所謂「デザインのいろは」の部分を部署外のダメ新卒社員のために時間を作って指導してくださったので、徐々に人に見せれるレベルの制作物を作ることができました。
(その方がいなかったら多分今の私はいないと言っても過言ではないくらい、すごくよくご指導いただきました…涙)

その時に
制作して、恥ずかしながらもチェックしてもらうのマジ大事!!
という、ちっちゃな成功体験ができました。

その後何度か転職をして制作会社にも勤めることができ、Web制作を中心に色々な制作物を作る経験をしてきました。

上達のコツは「インプット→アウトプット→フィードバック」なのか!と改めて気づいた本

その後個人事業主を始めたり、Tribes20で講師のお仕事も始め、「デザインを教える」という仕事にも携わるようになったのですが、その時、樺沢紫苑先生の著書「学びを結果に変える アウトプット大全」という本に出会いました。

そこには、自己成長について「インプット→アウトプット→フィードバック」のサイクルを回すのが大事!と書かれており、まさに自分が経験したことじゃん!と改めて言語化されると、確かにそうだなとものすごく納得したのを覚えています。
(まだ読んだことのない方是非読んでみてね)

「インプット→アウトプット→フィードバック」が全力でできる場を作るぞ!

Tribes20のレッスンでは、レッスン後に宿題(課題)が出て、それに対して次のレッスンでフィードバックをするという流れになっているのですが、授業以外でもアウトプット・フィードバックの時間を増やしたい、生徒さん卒業生さんにもっとデザイン上手になってもらいたい!というモヤモヤした気持ちを企画に起こして、社長に提案したのが2023年の年末でした。

初めての企画で、至らぬ点が多かったと思いますが、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

毎回そうですが、参加者の経験値がそれぞれ違っていて、仕上がってくるレベルももちろん差があるのですが、それも含めてすごくいいなと思っております。

授業では見れない他の方の作品を見ることができて、自分のデザインと比べた時に「なぜよく見えるんだろう」「雰囲気作りが上手なのはどこがポイントなんだろう」「ここがなんか違和感あるけどなぜなんだろう」と「良いデザインとは」について向き合うきっかけにしていただきたいのです

手前味噌ですが「本当に上達するんですよ!」

毎回このDesign/BootCampで皆さんの初校と最終校を見比べると、例外なくどの作品もすごく良くなっていて、そんな皆さんの頑張りを拝見させていただく時、こんなに上達した素敵な作品を見せてもらえるなんて、講師冥利に尽きる…本当ありがとうございます!と言う気持ちでいっぱいでした!
アウトプットの場・フィードバックは私たちTribes20に任せて、どんどんデザインスキル上げていってくださいね!!

ちなみに、デザインのスキルアップに関しましては、
久保さんの書いた記事「デザインのレベルアップってどうすんの?」や、Tribes20のラジオでもデザインのスキルアップに関してお話ししてますので、併せてチェックしてみてください!

2024年はさらに濃い感じでDesign/BootCampを進化させていきたいと思ってます。
(明日久保さんとMTGだ!)
是非楽しみにお待ちください!それではまた次回のブログでお会いしましょう!

情報発信の大切さ

みなさん情報発信していますか?SNSやられている方だと少なからずあなた自身の情報を発信しているんだと思います。

さて今回は弊デザインスクールが最も苦手とする「情報発信」について、さらに就職活動やお仕事受注たのための情報発信についてです。

みんな忙しくて誰も「私・あなた」のことなど見ていない

なぜ情報発信が必要かというと、とにかくこの原則が一番だと思います。
例えばモテようとしてカッコいい服を着て、街をブラブラしているだけだったり、気になる人の前で10往復してもそれはただの風景、もしくは奇妙なヤバい人となります。

つまりみんな忙しいので、街ゆく人のことなんて風景としてか見ていないし、見る気もないと言うのがスタートです。
それなのに、求職活動ではなぜか弊社のように「かっこいい制作事例」「他社よりもめちゃくちゃいい!」ポイントをWebサイトに掲載していれば、いろんな企業の目に留まり「これで仕事がジャンジャン舞い込んでくる!」と思っているわけです(自戒

でもこれは就職先を探す人、お仕事を受注しようとする人も同じ罠にハマることが往々にありますよね。
当たり前だけど、「かっこいい服を着ている」と言うのはあくまで、「誰かと知り合った以降」のアピールポイントだと言うことです。

情報発信とは

「かっこいい服を着ている」ことだけでは情報発信になっていないならば、どうやってこの「かっこいい服」をアピールできるか?それを考えてみましょう。

例えば手当たり次第に気になる人に声をかける?いわゆるナンパです。
でも相手によっては(ほとんどの相手が)迷惑だと思うし、1人に眉をひそめられただけで僕なんかもう半日寝込みます。(昔、飛び込み営業を経験した際、ガチで寝込みました)

「ナンパ方式でオッケーっすよ!ちーっす」という方はもう別として、そうでない方は「かっこいい服」に加えて「迷惑に思われたくない」と言う条件が決まりました。
めんどくさい自分…と落ち込まなくても大丈夫です。こうした条件や制約は見方を変えるとあなたの「優しさ」「付き合いやすさ」だとも取れます。

例えば「不快に思われない=快く思ってくれる」だと考えれば、「快く思ってくれる相手を探す」ことが重要です。例えば洋服の例で言うなら、同じ洋服の趣味の人、同じジャンルの人に対象を絞りましょう。

その上で「その対象が喜ぶ情報」ってなんだろ?と考えてみてください。
例えばただかっこいい服を着ている自分をPRするのではなく、どこで買ったのか?どう言う着回しができるのか?自分と同じ体型の人におすすめするポイントは?など「情報発信されたら嬉しい情報」を考えて発信するようにしてください。
発信するメディアはSNSでも動画でも街角で叫ぶでもなんでもいいです。

自分マーケティングと自分プロデュース

こうして「誰に」「どのように」「どうやって」情報を届けるのかがマーケティングです。
さらに言えば自分自身が「どんな自分でありたいか」を決めていく(先の例では「おしゃれ」で「人を不快にさせない」自分でありたいとか)のが自分プロデュースだと思います。

単に「自分のポートフォリオ」を載せているだけではダメだし、「仕事くれー」と言っているだけでもダメだと思います。どちらも必要だし、また別の工夫を追加する必要があるんじゃないかなと考えています。

情報を出し惜しみしない時代

情報を出し惜しみしない、と言うのは現代の流れだと思っています。SNS怖いと言う人も多いと思います。「あなたが何者か?」を出してくれないと、あたな自身と繋がることは相手も怖いんです。
何も顔出しして住所までさらして、と言うことではありません。大体な居住地、ポートフォリオ、作品にかける思い、あなたが知っている、誰かに役立ちそうな技術・コツなどを、ちょいちょい出していくのは必要なんじゃないかと思います。

そう言うの苦手ー、と言う人ほど、こうしたマーケティング目線が足りてないと思います。苦手と言って諦めたらそこで終わりっすよ。これは自分自身にも言ってます。

PUSHとPULL情報

例えばウェブサイトのトップページに「どんな情報を載せるか」を検討する際に、情報の分類として「PUSH情報かPULL情報か?」と言うのがあります。

PUSHとは、あなたがユーザーに伝えたいこと。企業サイトでいうと「おすすめ商品」「メルマガ登録キャンペーン」などです。
PULLとは、ユーザーがあなたに求める情報です。企業サイトで言えば「商品活用のまとめブログ」「芸能人による着こなしSNS」「故障時のサポート情報」だったりするのです。

このPUSH・PULLどちらかだけではダメなので、両方バランス良く情報を配置する必要があるんです。
これは個人でも法人でも情報発信する際には必要なことだと思っていて、自分が言いたいことだけを伝えるだけではなく、情報の受け手が喜びそう・必要そうな情報を盛り込んであげるようにしてください。

まとめ「あなたが必要とする情報は誰かも必要」

私なんか平凡で…とお思いかも知れません。でもその「平凡」な人が世の中ほとんどだとしたらその「平凡」な役立ち情報はすごく普遍的な価値があると思いませんか?

例えばあなたが、平凡な洋服屋(ユニクロかなんかで)、平凡な家事をする時に、ちょっと使えそうな平凡ななんだけどポケット多めなパンツを見つけたとします。
でもあなたは「平凡なパンツだし、情報発信する価値がない」と思ってしまってはもったいない!
「このパンツは掃除の時に、ブラシと洗剤を入れて置ける大きめのポケットが付いてて、不意な来客でも恥ずかしくないカラーバリエーションの豊富な、平凡パンツでおすすめです!」って言ったら、必ずそれは誰かの役に立つ情報だと思います。

こうして一見、求職やお仕事受注には関係ない情報発信も大切な情報発信。
あなたから発信される情報が、周りの人にとって「あなた像」を形づくって、それが仕事や人間づきあいに発展していくんだと思って、今日も試行錯誤している久保でした。

【無料公開】電子書籍「デザイナーの卵 50人のクエスチョン」発売開始しました。

もう自分もデザインスクール講師歴25年ですって。25年マンツーマンでお教えしてきたので、卒業生の方がデザイナーとして独り立ちして就職して偉くなったり、フリーランスとして独立したり、一人前のデザイナーとして活躍されている方がたくさんになりました。本当にこの仕事をやってきて良かった!

そして25年、自分のキャリアづくりやデザインへの悩みを持った方から本当に多くの方からご相談を受けました。励ましたり、笑ったり、時に叱ったり。生徒さんの悩みに向き合う時に、僕は手抜きをしたことないぞ!というのだけは胸を張って言えます。

で、そうしたたくさんのご相談の中から代表的なものを抜粋して、2024年現在の久保が真面目にお答えした問答集のような本を出版しました。

その名も「デザイナーの卵 50人のクエスチョン」

内容は、「デザインの勉強法」「デザインの仕事」「デザインの未来」と分類して、「得意なデザインの作り方」「嫉妬でモヤる」「おすすめの勉強法」「向き不向きはどんな人?」「AIに勝つためには」「キャリアプランの作り方」「あなただけの武器」などなど普遍的なもの、現代的なもの、デザイナーの卵の方がぶつかる悩みにお答えしました。

たとえ仮想の質問だとしても、きちんと真面目に答えたかったので「デザインスクールTribes20の宣伝」としての返答は徹底的に無くしました。他のスクールが良いかもしれないし、独学が良いかもしれない。大事なことはどうやってみなさんが技術を学び、自分らしさをデザインに乗せ、そのデザインで何かを実現することです。だから僕らのデザインスクールに入ってもらう為のステマ要素は無いので、是非みなさんもフラットな気持ちで読んでもらえると良いかなと思っています。

どこで手に入るの?

AmazonのKindleストアで電子書籍が購入できます(550円)。一応値付けしたけど、多くの方に読んでもらえるといいので、この公式サイトからは無料ですw
無料ダウンロードはこちらから是非どうぞ!

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2/28開催勉強会「初めてのGridレイアウト」

html/cssを受講中・卒業の皆様向けのcss Gridレイアウト講座をオンライン開催します。

float→flexときてさらにgridです。待望のsubgrid機能が全ブラウザ対応となったので、ようやく実務レベルで使えます。基本的にはflexでもできる事がほとんどなのですが、より柔軟なレイアウトカスタマイズができます。
独学してみると分かるんですが、gridってなんかやたらと新用語が飛び交って、いまいち理解しづらいんですが、そこはTribes20スクール。うまいことかいつまんで噛み砕いてちゃんと理解してもらえると思いますよ!

基本の設定方法を学びつつ、flexとどう違うのか?gridが役立つ場面とは?も覚えていただけます。
本講座はGridレイアウト実践編へと続きます。

html/cssコーダークラス受講中の方は最低でもflexまで受講済みの方が対象となります。
受講生・卒業生とも参加は無料です。
また開催日以降に受講生向け無料講座としても配信予定です。

参加申し込みは公式LINEへ https://lin.ee/JvR092G

電子書籍「デザイナーの卵50人のクエスチョン」もうすぐ出ます

スクール代表の久保が去年の暮れから必死こいて書いていた本がもうすぐAmazonで電子書籍として発売となります。発売と言っても自分で価格を決められるので、当初は無料公開する予定!

2024/2/14追記

出ました!AmazonのKindleストアで電子書籍が購入できます(550円)。一応値付けしたけど、多くの方に読んでもらえるといいので、この公式サイトからは無料ですw
無料ダウンロードはこちらから是非どうぞ!

タイトルは「デザイナーの卵50人のクエスチョン」

これまでデザインスクール講師として無料説明会や授業の中でたくさんの方からいただいたご質問を2024年の「今」あらためてお答えしてみようという内容です。

デザインのスキルのことではなく、どちらかというとデザインを学ぶ悩み、デザインを仕事にする悩み、デザインの将来の悩みなど。初学者、初心者さんがぶつかる壁についてのお悩みにお答えしています。

999人に刺さらなくてもきっと誰か1人に刺さると信じて

デザインの技法の本にした方がキャッチーなんですけど、それをあえてせずこういう形式にしたのは「みんなの悩みはそれぞれ本物だ」と思っているからです。僕からするとよくある悩みだったり、些細な悩みでも、その悩みの当事者からすると真剣で、おおごとで、見逃せない悩みなんです。そこにまぁ自分ぐらい、このTribes20デザインスクールぐらいはきちんと向き合いたい。僕らの思いが、わずか1人でも多くの方のモヤモヤを少しでも晴らして、良きデザインライフを送ってほしい!と願って書いてます。

今回選ばれた50個の相談は、もしかするとあなたにとって当てはまる悩みではないかもしれないし、欲しかった答えでは無いかもしれません。でも僕らの「心配すんな!おれらが着いてるぞ!」が届くと良いなと思っています。
これから学ぶ皆様も、学んでいる最中の方にも、卒業された方もみーんなに届いてほしいメッセージを書いたつもりです。発売したらまたお知らせしますねー。(久保)