Tribes20 Web Professional School

情報発信の大切さ

Top > スクールコラム > 情報発信の大切さ

2024年2月19日

情報発信の大切さ

みなさん情報発信していますか?SNSやられている方だと少なからずあなた自身の情報を発信しているんだと思います。

さて今回は弊デザインスクールが最も苦手とする「情報発信」について、さらに就職活動やお仕事受注たのための情報発信についてです。

みんな忙しくて誰も「私・あなた」のことなど見ていない

なぜ情報発信が必要かというと、とにかくこの原則が一番だと思います。
例えばモテようとしてカッコいい服を着て、街をブラブラしているだけだったり、気になる人の前で10往復してもそれはただの風景、もしくは奇妙なヤバい人となります。

つまりみんな忙しいので、街ゆく人のことなんて風景としてか見ていないし、見る気もないと言うのがスタートです。
それなのに、求職活動ではなぜか弊社のように「かっこいい制作事例」「他社よりもめちゃくちゃいい!」ポイントをWebサイトに掲載していれば、いろんな企業の目に留まり「これで仕事がジャンジャン舞い込んでくる!」と思っているわけです(自戒

でもこれは就職先を探す人、お仕事を受注しようとする人も同じ罠にハマることが往々にありますよね。
当たり前だけど、「かっこいい服を着ている」と言うのはあくまで、「誰かと知り合った以降」のアピールポイントだと言うことです。

情報発信とは

「かっこいい服を着ている」ことだけでは情報発信になっていないならば、どうやってこの「かっこいい服」をアピールできるか?それを考えてみましょう。

例えば手当たり次第に気になる人に声をかける?いわゆるナンパです。
でも相手によっては(ほとんどの相手が)迷惑だと思うし、1人に眉をひそめられただけで僕なんかもう半日寝込みます。(昔、飛び込み営業を経験した際、ガチで寝込みました)

「ナンパ方式でオッケーっすよ!ちーっす」という方はもう別として、そうでない方は「かっこいい服」に加えて「迷惑に思われたくない」と言う条件が決まりました。
めんどくさい自分…と落ち込まなくても大丈夫です。こうした条件や制約は見方を変えるとあなたの「優しさ」「付き合いやすさ」だとも取れます。

例えば「不快に思われない=快く思ってくれる」だと考えれば、「快く思ってくれる相手を探す」ことが重要です。例えば洋服の例で言うなら、同じ洋服の趣味の人、同じジャンルの人に対象を絞りましょう。

その上で「その対象が喜ぶ情報」ってなんだろ?と考えてみてください。
例えばただかっこいい服を着ている自分をPRするのではなく、どこで買ったのか?どう言う着回しができるのか?自分と同じ体型の人におすすめするポイントは?など「情報発信されたら嬉しい情報」を考えて発信するようにしてください。
発信するメディアはSNSでも動画でも街角で叫ぶでもなんでもいいです。

自分マーケティングと自分プロデュース

こうして「誰に」「どのように」「どうやって」情報を届けるのかがマーケティングです。
さらに言えば自分自身が「どんな自分でありたいか」を決めていく(先の例では「おしゃれ」で「人を不快にさせない」自分でありたいとか)のが自分プロデュースだと思います。

単に「自分のポートフォリオ」を載せているだけではダメだし、「仕事くれー」と言っているだけでもダメだと思います。どちらも必要だし、また別の工夫を追加する必要があるんじゃないかなと考えています。

情報を出し惜しみしない時代

情報を出し惜しみしない、と言うのは現代の流れだと思っています。SNS怖いと言う人も多いと思います。「あなたが何者か?」を出してくれないと、あたな自身と繋がることは相手も怖いんです。
何も顔出しして住所までさらして、と言うことではありません。大体な居住地、ポートフォリオ、作品にかける思い、あなたが知っている、誰かに役立ちそうな技術・コツなどを、ちょいちょい出していくのは必要なんじゃないかと思います。

そう言うの苦手ー、と言う人ほど、こうしたマーケティング目線が足りてないと思います。苦手と言って諦めたらそこで終わりっすよ。これは自分自身にも言ってます。

PUSHとPULL情報

例えばウェブサイトのトップページに「どんな情報を載せるか」を検討する際に、情報の分類として「PUSH情報かPULL情報か?」と言うのがあります。

PUSHとは、あなたがユーザーに伝えたいこと。企業サイトでいうと「おすすめ商品」「メルマガ登録キャンペーン」などです。
PULLとは、ユーザーがあなたに求める情報です。企業サイトで言えば「商品活用のまとめブログ」「芸能人による着こなしSNS」「故障時のサポート情報」だったりするのです。

このPUSH・PULLどちらかだけではダメなので、両方バランス良く情報を配置する必要があるんです。
これは個人でも法人でも情報発信する際には必要なことだと思っていて、自分が言いたいことだけを伝えるだけではなく、情報の受け手が喜びそう・必要そうな情報を盛り込んであげるようにしてください。

まとめ「あなたが必要とする情報は誰かも必要」

私なんか平凡で…とお思いかも知れません。でもその「平凡」な人が世の中ほとんどだとしたらその「平凡」な役立ち情報はすごく普遍的な価値があると思いませんか?

例えばあなたが、平凡な洋服屋(ユニクロかなんかで)、平凡な家事をする時に、ちょっと使えそうな平凡ななんだけどポケット多めなパンツを見つけたとします。
でもあなたは「平凡なパンツだし、情報発信する価値がない」と思ってしまってはもったいない!
「このパンツは掃除の時に、ブラシと洗剤を入れて置ける大きめのポケットが付いてて、不意な来客でも恥ずかしくないカラーバリエーションの豊富な、平凡パンツでおすすめです!」って言ったら、必ずそれは誰かの役に立つ情報だと思います。

こうして一見、求職やお仕事受注には関係ない情報発信も大切な情報発信。
あなたから発信される情報が、周りの人にとって「あなた像」を形づくって、それが仕事や人間づきあいに発展していくんだと思って、今日も試行錯誤している久保でした。

記事一覧に戻る

スクール情報や勉強会など配信中!

open