当たり前?

授業を進めていると、生徒さんからの質問にハッとさせられる事があります。
自分が初心者だった事はもう10年以上前の事。それから毎日毎日webの仕事をしている中で、ボクの中で勝手に「当たり前化」された事実に改めて気づかされます。
よくよく考えれば当たり前な話しなんですが、ボクにとっての「当たり前」は生徒さんにとって「当たり前」じゃないと言うことです。
そもそもなぜわざわざ2本の異なるソフト(イラストレーターとフォトショップ)をデザインに使うのか?
HTMLコーディングってすっげえ無駄な作業なんじゃないか?
とか色々「そもそも」に立ち返って考える事が増えました。
それぞれの生徒さんの得意不得意や要望などを考えて、ベストな方法で効率よくボクらの技術を伝えたいと思っています。そのためにはやっぱり初心に返って、ボク自身がフムフムと日々勉強せないかんと思っています。
スクールを始めた効果が生徒さんだけでなく、ボク達にもプラス効果をもたらしてくれています。

必殺技ほしい

寒いっすね
先日の無料説明会で見えた方は、現在デザインやインターネットとは無縁の接客業をされている方でした。聞けば同世代のお友達はお店を開いたり、ファッションブランドを立ち上げたり、イベントをオーガナイズしていたり…。周りのそうした人に刺激を受けて、やはり自分も必殺技を身につけたい!と。
ボクもこの業界に入る前はバンドで食って行けたら良いな的な甘ーい理想と共に、と言って何するでも無く某レコードショップの一店員をしておりました。
そんなボクに火を付けて、この業界に入る決心をさせてくれたのは、やはり周りの友達でした。
なけなしの貯金と親から借りたお金でデザインスクールに通いました(あんま役に立たなかったけど)。
それから試行錯誤を繰り返してゴニョゴニョやっているうちに、早10年。すっかりウェブ人間。
説明会に来られたその方と話していて思いました。「あの頃なりたかった自分になれたかな?」と。
多分なれていないと思います。若さゆえの過ち的にもっともっと高い理想だったような気がするし、世間もろくに知らなかったあの頃の青い理想だったと思います。
でも確実に近づいてるんじゃないかと思います。これからも今のボクが持つ理想に向かって近づいてと行ってると思います。
近づいていってるのは、あの時友達がボクに火を着けてくれたから。あの時ちょっと無理して一歩を踏み出したからだと信じてます。
つまり。新たな一歩を踏み出す事はおっかないだろうけど、危ぶむ無かれ、その一歩が道となる。と言うどっかで聞いた金言はホントにホントなんだと思います。
大丈夫。必殺技絶対手に出来ます。
なんと言いますか、痛ましいほどに青臭く、不肖34歳男性が書くような文章では無いのは百も承知ですが、その方からもらった「熱」を放出してみました。キャッ。
(クボ)