ネガティブデザインの失敗例

先日Appleから発表された新iPad Proのプロモーション動画が炎上したのご存じですか?

https://youtube.com/watch?v=ntjkwIXWtrc%3Fsi%3D9QVceH7JkHTS98Tl

「まぁそりゃあ炎上するわな」という感想ですが、なぜこんな動画を作ってしまったのか?どうすべきだったのか?を僕なりに考えてラジオにアップしましたので是非聞いてくださいね!

みんな失敗することもある

どんなスーパーデザイナーもみんな失敗しています。僕も一丁前にみなさんにお教えしていますが、散々やらかして生きてきました。いまだに恥ずかしい行為や失言がフラッシュバックして悶死する時があります。みんなもあるでしょ??

でもやっちまった失敗はしょうがない。それを次に活かすようにしたいですよね。
ではそもそもデザインで炎上しないためにはどうしたら良いでしょう?自分の失敗だけではなく、他人の失敗も良く見ておくこと、「自分だったらどうするか?」を考えておくことじゃないかと思います。
この辺りラジオ内でも詳しく話しているので是非どうぞ。

表現の難しい時代にどう炎上対策するのか?

このツイートに深く頷いてしまったのですが、確かに「日本の」→”海外だってそうだ!”、「女性は」→”女性像の押し付けだ!”、「美しい」→”ルッキズムだ!”となりそうです。
僕もこういう物言いが正しいとも、女性の権利にとってプラスだとも全く思えないんですが、それでもこういう時代なんだと理解する必要はあると思います。

そこで僕らはクリエイティブの人間としてどうあるべきか?いまだに考えています。
まだ答えは出ていないけれど、前提として先に挙げたiPadみたいな「ネガティブ表現」はまずやっちゃダメです。その上でじゃあ「ポジティブ」だったら良いか?というとそうでもない。
先の「日本の女性は、美しい」もポジティブなメッセージなはずなのに…。グヌヌ

ある種理不尽とも言える「多様性表現取り締まり」の前に、デザインや広告の表現が萎縮しないためには、それでも愚直に「相手の立場に立つ」ことしかないんだと思います。
何回も話してきましたが「デザインは愛」です。そのデザインを使う人、見る人、お金を払う人の気持ちに立って発想し、それを形に表せる表現技術を鍛え続けることなんじゃないかなと思っています(ざっくりだけど)。

この辺りの「多様性に配慮した表現」について受講生、卒業生、講師みんなともいつか話したいなと思ってます。(久保)

なぜにラジオをやるのか?

みなさんデザインスクールTribes20では講師(主にシャチョウ)による音声配信をやっているのをご存知でしょうか。ご存知ですよね。こういうのです↓


実は当スクールの色々とプロモーション試してみたんですよね。検索広告、LINE広告、SNS広告などなど。さらに1年間集中してインスタ頑張ってみたりとやってみたんですが、正直、中の人が疲弊するばっかりで結局どれもやめてしまいました。一番の理由は「なんか面白くなかった」です。

このSNSにかけてるパワーを、単純に生徒さんや卒業生さんにかけた方がいいんじゃないか、この広告費をこれから通う方のために還元できないか?などジレンマがありました。

ビジネスだからある程度の広告費も必要ですが、うちのような規模では、他社の動画系スクールみたいに湯水のように広告費を使って、受講費に上乗せしていくのはちょっと違うんじゃないかなぁとなったんですよね。

そしてラジオは生き残った

音声配信も、前述の流れの中で始めました。僕らの最大の魅力は「講師みんなの信頼できる人間性」だと思うので、それらをきちんと伝えるためにはラジオが一番伝わると考えたからです。

で、そこから1年続けました!おれたち偉い!
デザインの悩みのこと、クリエイティブや仕事のヒント、その他どうでもいい趣味話などなど。30本超えました。おれたち偉い!
どうでもいい趣味話も自分的には結構好きなんですが、みなさんのリアクションは低いですw
でもどうでもいい話にこそ人柄が出るんじゃないかって思うので、当初の目的である「人柄を伝える」ことは出来ているんじゃないかなと思っています。

楽しくないと続かない

結局これに尽きるんですよね。お仕事だからイヤイヤやる仕事もやんなきゃいけないけど、クリエイティブの世界って「楽しくない気持ちで作った作品」ってみてる人に伝わるんです。だから僕らはどっちか言うと自分らが話したい話をしよう!って思ってます。

皆さんも楽しいこと、自分の心が動くことに忠実になってくださいね。楽しんでいる人にはきっと良い人が集います!何しろうちのスクールがそうだから(断言(久保