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クリエイターのアイデアとインプット

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2024年4月2日

クリエイターのアイデアとインプット

先日東京から動画クラスなどを教えてくれているCO2ことコニタン先生が来てくれました。
デザイン系大学でも教鞭を執るコニタンと谷子先生と3人で色々なデザイン話や、最近の学生さんの事情など楽しい時間を過ごしました!

クリエイターのインプット大事

いつもコニタンと話題にのぼるのが「インプットの重要性」です。仕事の話だけではなく、映画の話、漫画の話、アートの話、そもそもコニタンと趣味が違うので、「面白い」というものが全然違っていて面白いんだけど、2人とも一貫してこのデザイン以外のインプットが大事と信じています。

クリエイティブというお仕事はある意味ゴールのない仕事です。納品や公開は確かにゴールですが、次のクリエイティブへの始まりだったりします。常にアイデアを絶やさず、新しい表現や技術にトライして、自分の作りたい作品を作っていく。そう言う仕事だと思います。

アイデアはどこから生まれるか

毎日デザインをしているのに、デザイナーのアイデアの源泉はどこか?って言ったらこれはもう確実に普段のインプットだ!と言えます。年を取って「もう若いものには着いていけん」というのはこのインプットへの興味が減っていると同じ意味じゃないかと思うんですよね。

すごいデザイナーって四六時中デザインのことばっかり考えているか?というとそうでもないんですよ。逆にそう見えない。デザイン作業している時の集中力はすごいけど、それ以外の時間って「なんか楽しそう」「なんか趣味で忙しそう」「遊んでばっかいる」ように見える人多いんですよね。
でもそういう人たちって、その仕事以外の「インプット」が「次のデザイン」に繋がっている気がします。

インプットと次のデザインを繋げる

「例えばたくさん映画を見ている人=デザインがうまい」は成立しません。逆もそうです。じゃあそのインプットとデザインのうまさはどう繋がるのか?って考えると、それはインプットの量ではなくて、「引き出しのうまさ」「引き出しへの意識の違い」じゃないかと。

お客さんと打ち合わせする時、デザインする時などに、自分の引き出しを開けるうまさです。例えば「あ、その話あの映画みたいだな」「あ、あのCDのジャケットみたいな感じかな」「あ、春の山道を自転車で走ってる感じの空気感かな」みたいな。

で、それって結局普段から意識してインプットしているというより、インプットしたものを普段から「引き出そうとしている」んじゃないかと思います。

あんま何でもかんでも「デザインのため」って思って映画観ても面白くないですからね。そういうことではなくて好きな映画をたくさん作る(=たくさん見る)、好きな映画の好きなポイントを言語化する、もっと興味を深掘りする。みたいなのって実は何よりアイデアの源泉になっている気がします。

まとめ

まあ皆さんも是非たくさんの「好き」を作ってください。「推し」でも良いです。
ネガティブな感情で作られたものより、「好きなもの」に突き動かされるデザインは絶対に良くなりますよ!(久保)

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