プログラミング学習の本当のところ
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2022年2月1日
プログラミング学習の本当のところ
スクール受講を検討される方から多くご質問いただくことの一つが「プログラミングってどうですか?」です。
最近オンライン系のプログラミングスクールがボンボン出来ていて、きっと皆さんのSNSにも広告入りまくりじゃないですか?僕にもそうです。
嘘みたいな激安から、そこそこお値段するものもあったりですが、どこのスクールさんも「プログラマーで転職」「これからはプログラミングが稼げる」と言っています。
確かに覚えなきゃいけないような気になるし、覚えたら仕事になりそう…と思うのもよく分かります。
こういうプログラミングブームの中で、これまた多いのがプログラミング挫折して、ウェブデザインをやりたいという方です。こうしたプログラミング学習のミスマッチはどうして起こるのか考えてみましょう。
そもそもプログラムって何?
一番一般的なのはウェブ系のプログラミングですかね。ショッピングサイトで買い物をする時に、みなさんが見ている画面の「裏側」でその機能を提供しているのがプログラムです。商品をかごに入れる、かごを保存する、値段を計算する、発送先を保存する、自動返信メールを送る、データベースに書き込むなど。全部プログラムです。
いわゆるウェブサイト以外にもアプリ開発もウェブ系に近い技術です。
ウェブ以外にももっと大きなシステムを動かすプログラムもあります。家電や工業製品を正しく動かすプログラムもその一つです。
プログラマーは稼げるのか問題
トレンドを踏まえて(プログラムの種類にも流行り廃りがあるのです)、きちんとした技術を持てば稼げます。結構稼げます。ただプログラムが書けるだけでなく、必要とする機能に対する設計ができ、実装(プログラミング)ができる人。僕もプログラムを作る人ですが、本当に面白いです。
じゃあこれからプログラム覚えたら稼げるのねと言われるとなかなか難しい現状も見えてきます…。
プログラミングスクール乱立問題
皆さんのSNSにじゃんじゃん届くプログラミングスクールの広告。じゃんじゃん届くってことはじゃんじゃん通う人がいるんでしょうね。特にコロナ以降はプログラミングを覚えたいという方が増えました。在宅ワークや手に職をというニーズです。
さらにプログラミングは小学校の必須科目で、子供向けのプログラミングスクールもじゃんじゃん出来ています。
お気づきでしょうか。大人になってプログラムを勉強し始めると、5年後仕事を奪い合う相手となるのは、子供の頃からプログラミングしてきたゴリゴリのネイティブキッズたちなのですよ!勝てそう??これはやばい。
それでもプログラムは面白い
将来的に稼げるかどうかは、当人がどれぐらいプログラミングに夢中になれるかだと思います。それと前提としてhtml/cssはちゃんと出来ないと厳しいかも。
大人から始めた人にも、キッズに負けない武器があるでしょう。コミュニケーション能力とか、大人の根回しとか。そういうの大事。
プログラムは要件(必要とする機能)を分解しその道筋を考え(アルゴリズム)、それらに最適な命令を作っていく作業。うまく行かなければ別のアプローチを考え、より効率よい安定した動作を目指す。理系の脳みそというより実は文系の脳みそも必要だったりします。
いわば別の言語を習得するってことですから、簡単ではないし、誰にでも適性があるわけでもないですが、好きな方にはハマると思います。
そうして仕組み全体を考えて自分で形作って行けるのはデザイナーと同様の楽しさがあると思います。
まとめ
プログラミングに興味がある方は以下のチェックポイントを
- html/cssはある程度理解しているか
- まずは京都大学が出している無料解説でやってみよう
https://ledge.ai/kyoto-u-ac-python/ - 無料解説で挫折しなかった・よりレベルアップしたいならスクールもあり
って感じですかね。特にプログラムはデザイン以上に適性があると思うので、無料でできるツールを活かしつつ、自分の適性(好きかどうか)を見極めるのが良いと思います。
今回はうちのスクールとは直接関係ない内容でしたが、せっかく持った夢を中途半端に挫折させないためにも書いてみました。
ウェブデザイン、グラフィックデザインに興味がある方は当スクールへどうぞ!(久保)